三途の川の川原である賽の河原では、親より先に死んだ子供たちがいます。
子供たちは親不孝のむくいで、父母供養のために川原の石を積み上げつづけなければなりません。
「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため...」と言いながら。
石を５つつんだら、現生に戻れるという約束を信じて。。
しかし、どんどん積み上げると鬼が来て、容赦なく積み上げた石をばらばらにします。
その恐ろしさに子供たちはおびえ、また、延々と石を積み上げねばなりません。。。
この地獄から子供たちを救ってくださるのが地蔵菩薩様なのです。
ちなみに、この「一つ積んでは父のため。。」というのは「賽院河原地蔵和讚」という経典の文句です。すさまじいネゲーションの経典です。読む人もともに地獄にひきずり落してしまいます。。心を奪われませんように。。
