神様のやって来る夜

今日は、ふくちゃんの「学び」が、一段落しました。ふくちゃん、本当にお疲れ様でした〜!体がもたないのではないかと、はらはらしておりましたが、見事やりおおせました。まさに、それは現代の千日回峰行のようでした。ちょっと言いすぎかな。。はは。私も、楽しんでやるぞ〜〜!

私のお勤めするお店は、現代の大量生産・大量消費の最先端の業界のうちの一つになります。厳格に定められた販売期限を過ぎたものは、ゴミとなります。みんなそうならないように懸命です。でも、誰にも食べられずにゴミとなる食べ物は、常にあります。シクシクシクです。。。一日2万5千人ものひとが、飢えで死んでいくことを思うとなおさらです。なので、にじは、食べ物がゴミとならないように、本当に懸命です。


そのおじいは、突然やってきます。私は、そのおじいを「神様」と呼んでいます。

客足のまばらな深夜11時ころにふらりとあらわれます。神様は、人の言葉をしゃべりません。おもむろに、大量のお弁当をカウンターの上に置きます。それをレンジで温めていると、おじいが横のフライドチキンを指さして、全部買っていきます。デザートも時々大量に買っていってくれます。神様は、おさいふを持ちません。ぽっけから、お札をおもむろに出します。この間、ずーと無言の神様です。

最近、神様が来店して、私を見かけると、そのつぶらな瞳がにこりとしているような気がします。最近の私は、神様の入店を見かけると、つい「あっ!神様!」と心の中で叫び、涙がこぼれそうになります。本当に、ありがたいことです。こないだ若い同僚に、「この、おじいは、神様なんだよーー」と小声で興奮して言ってしまいました。。めっちゃ、笑われてしまいました。しまった、しまった。



神様は、忘れたころにやって来ます。あなたのところにも来るといいですね〜。



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