在野精神

まだまだ、かけだしのヒーラーである私が、こころに決めていることがあります。

それは、「ヒーラーとは世にいていてこそヒーラーである」と。そういう点で、ふくちゃんと同じ考えです。ふくちゃんも、沖縄県の最低賃金で働いています。そうして、できるだけ「世間」というものを身近にして、いつかは「にじとひまわり」に訪れるであろう人たちと同じ目線でともに悩み、ともに喜ぶことができると思うからです。マザーテレサが、カルカッタのスラムに飛び込んでいかれたこととは程遠いですが、「ヒーラー」は、孤高であってはならないと思うのです。

私がお世話になっている会社で、心がけていることがあります。ときどき、ふくちゃんにたしなめられますが。。

従業員は、お客さまに、必ず、「いらっしゃいませ」をいうことになっているのですが、その日出会った人たちに「元気」をもらっていただこうと、私なりに工夫していることがあります。私は、たいてい3回この「いらっしゃいませ」を言います。一度目と3度目は、できるだけ、元気な大きな声で。2度目は、そのお客さまが、私の目の前に立たれたときです。この時は、親しみを込めて語りかけるようにします。

マニュアルにあるお店の接客用語である「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」は私にとっては「マントラ」に近いものだと考えています。そして、そのための努力と楽しみを続けています。時には、疲れ果ててしまうこともありますが。。

この3回の「いらっしゃいませ」で、天からのエネルギーがお客さまに流れてくれることを願っています。

マニュアル的には、アイコンタクトといって、来られた方の目を見てこの御挨拶をいうことになっていますが、私には当然なことです。離れたところで、「いらっしゃいませ」を言うときにも、必ず、どんな人か視線を送ります。

にこりとする人もいれば、疲れ果てた無表情な人もいます。あわただしく去っていく人もいれば、私とちょっとした会話を楽しむ人もいます。私の目の前に立たれた方の「気」を感じながら、このお仕事を楽しんでいます。

私の意志では、皆さんにエネルギーを送っているつもりですが。。さてはて、どうなんでしょうか。

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